「ねぇ、あなたはどこに向かって歩いているの?」
「僕が行きたい所だよ」

「それはどこにあるの?」
「この箱庭の果て、そう最果てにあるんだ」

「箱庭だなんて!バカみたい!最果てなんてあるものですか」
「まるで世界の全てを見てきたような口ぶりだね」

「この世界が箱庭だなんて!」
「ああ、君。羊の数を数えるだけじゃ、いい夢は見れないんだよ」


2016-12-27

月イチBarを1年やってみて

去年の年末に「Bar 37+c」を始めて1年。
お陰さまでたくさんの方にお越し頂いた。

始める前に考えていた事やきっかけとしては「文章書きの個展ってどんなだろう?」「じゃあ自分を展示しよう」「どうせなら飲もう」「ならもう月1バーしよう」となったわけだ。

やってみて思ったのは実にシンプルなこと。

「みんなでゆるーく飲むのは楽しい」

イベントには何かしらの意義や目的やメリットが必要だったりするけど、そういうものが「ない」集まりがあってもいいんじゃないかな。「〇〇でなければならない」を外す感じ。
強いていうなら「みんなでゆるーく飲んで楽しむ」が意義であり目的。その質をどう上げていくかが今後の課題かしら。

いつまで続くか分からないけど、「Bar 37+c」にしても「ハピニシ☆ラジオ」にしても、こういった「『ゆるさ』があっていい環境」を作っていきたいなと思っています。

今晩は2016年最後の「Bar 37+c」。
キューっと締まった頭のネジをどうぞ緩めにお越し下さい☆

「Bar 37+c」の詳細はコチラ

2016-09-16

第四回文学フリマ大阪、出店します

第二回から参加して今年で3回目の出店をする文学フリマ大阪。
相変わらず準備時間不足で、直前にバタバタするのも恒例だ。
2日前の現時点でもまだ揃っていないアイテムもある。。。

これまでは誰かと一緒に参加していた。
初参加の第二回はTriggerのメンバー優子嬢と。
次の年、第三回は優子嬢に加えて清水っちゃんが自身のブランドで、
「似非文学」でタッグを組んだパトラ嬢、そして「たこ焼きもん次郎」を
進めているハピニシの兄貴であるハピネス兄さんも一緒に参加した。
実に3つのブースを連結させての集団参加だった。

そして今年。
初めて1人で参加する。
1つのブースに1人で参加。
なんかワクワクする。

これまでの二回とはまた違ったワクワク感。
最初は初参加のワクワク感だった。

次はみんなを巻き込むことへのワクワク感。

今回は「いったいどうなるんだろう!?」というワクワク感。

今回のために作った新刊は「Have a good Journey」。
詩人で旅人のPeter Caxtonの散文詩とイラストをまとめたzineだ。





















印刷と製本も自分でした少し作りの荒い本だけど、
いいモノが出来たと満足している。
ピーターの眼差しや想いをちょっとでも感じてもらえればと思っている。

ブースはG-3。
見本誌コーナーを正面に見て左脇のブースで白目剥いて座ってます。

皆さんのご来場お待ちしております!

【第四回文学フリマ大阪】
日時:9月18日(日) 11:00~17:00
会場:堺市産業振興センター イベントホール(大阪府堺市)
地下鉄御堂筋線「なかもず駅」、南海高野線「中百舌鳥駅」徒歩3分
入場無料
詳細はコチラからどうぞ→第四回文学フリマ大阪ページ

2015-12-15

Bar 37+c [サンジュウナナプラスシー]

大阪中津にあるクールなライブハウス、
その一角にある小洒落たバーコーナー、
そこで月に一度だけオープンするゆるやかなバー。

ただひとつ残念なことは、
マスターがボンクラなコピーライターだったのです。


というわけで、
月極バー「BAR 37+c」始めます。


第一夜は、
2015年12月22日(火) 19:00〜23:00
@大阪中津LiveSpace Vi-code(大阪市北区中津3−1−19)
アクセスはコチラ
ワンドリンク500円ノルマ

※今後は毎月第4火曜日にオープンします。
※バーと言っても基本はライブハウスなのでグラスは「プラコップ」です。
※格式やら格調の高さは「ゼロ」です。すごくゆるいです。
※フードはほとんどないので、軽く食べてきてからどうぞ。

きっかけは「文章書きの個展ってどんなだろう?」と考えたことだった。写真やイラストはギャラリーに展示して見てもらう。文章書きが同じことをしたら立ち読みみたいな感じになるな。それはなんだかなぁ。来てくれた人も自分もあんまり楽しくないな。せっかくだったら楽しい方がいいなぁ。

本の話をしてもいいし、どうでもいい話もいいし、真剣な話でもいいし。いっそ自分を展示したらいいじゃないかと。せっかくだったらお酒飲みながら話したらもっと楽しいかも!

で、いろいろお世話になっているライブハウスの店長に相談したら「そんな感じのんやってますよー」と。「しかもちょうど終わるんで入れ替わりでどう?」と、渡りに船展開。

みんなでゆるーく飲みながらお話出来たら嬉しいなぁ。そういやあのボンクラの顔最近見てないなーという方も、一度会ったけどちゃんと話したことないなーという方も、あいつの顔見飽きたぜって方も、たまたまこのブログを見た人も、仕事帰りにぜひ寄ってみて下さい。お待ちしてます!

2015-09-21

第三回文学フリマ大阪に出店しました

いい一日だった。

物書きを続けていて、心の底からよかったと思った。

そんな第三回文学フリマ大阪だったんだ。

昨年、第二回文学フリマ大阪にTriggerとして出店。西村嬢と二人で並んで、ワクワクしながら人前に出て、ドキドキしながら人と話して、1冊売れたら二人で喜んだ。来年は仲間のクリエイター誘ってブース横並びでやりたいねって言いながら帰った。

そして今回。「Trigger」ブースとして西村嬢、「37+c」ブースとして僕とハピ兄さんとパトラ嬢が、「玉ネギ頭のネコ娘。」ブースとして清水っちゃんが出店。この3つを関連ブースとして申請し、本当に横並びで出店しました。

今回は前回と同じくテキストzine「佐世保ノスタルジア」とフリーチラシ「37℃の揺らめき」を。そしてハピ兄さんとのコラボ作品「たこ焼きもん次郎」の予告的なポストカード3種類。さらにパトラ嬢と創刊した1枚タブロイド紙「似非文学(えせぶんがく)」を。

それぞれが接客したり、仕事の話しをしたり、雑談をしたり、大笑いをしたり、いつもの仲間としてのいい空気で出店していました。本も何冊か売れ、チラシも持って帰ってもらったりしていました。

「あの!すみません!」

その女の子は突然やってきました。
「言いたいことがまとまっていないんですけど」と言ってから、「さっきもらったチラシを読んだんですけど」「本当にすごい良くて」「あたしにとってツボで」「読んだあとにわーってなって」「言わなきゃって思って」「特攻しちゃってすみません」「すごい良かったです」と言ってくれた。

僕は年甲斐もなくびっくりしてしまい、気のきいたことも言えずに「ありがとう」「嬉しい」を繰り返していた。しばらくして、あの子は凄い勇気を振り絞って来てくれたんだと感じた。恥ずかしいし帰ろうかな、でも言いたいなと逡巡して、言おうと決めて「特攻」してくれたんだ。言いに来てくれたお礼に、その子の買ってない本をプレゼントしようと思って会場中を探したがどこにもいなかった。

そしてイベントも終わりが近くなった頃、同じように出店していた詩人の男性が話しかけてくれた。

「このチラシ、新刊ないですか?」

これしかないことを詫びて色々話を聞くと、彼は昨年の文フリでこのチラシを持って帰り、まだ手元に置いていてくれていると言う。同じように文章を書いている人が気に入ってくれて新刊を求めてくれている。

物語のような詩のような散文。A4のコピー紙で作った小さなチラシ。それがあの子や彼に伝わって、またその気持ちを伝えてくれた。

そして、はにかみながら「オレはこの人の文章のファンやねん」って言って本とタブロイドを買ってくれたKさん。言葉に出さない気持ちがとてもとても嬉しかった。

初めて出会うたくさんの方々が、作ったものを眺めて、手に取ってくれた。そして「これください」と言って買ってくれた方もいた。本当にありがとうございました。気に入ってもらえると嬉しいです。

いいハートを持った仲間に囲まれて、いいものを作って、いい言葉に包まれる。

物書きを続けていて、心の底からよかったと思った。

いい一日だった。


2015-09-19

第三回文学フリマ大阪に出店します

2ヶ月前に意気込んでいたのが随分と昔のような気がする。
僕はデスクのカレンダーを眺めて小さなため息をついた。時間が過ぎるのはあっという間だな。
おだやかな日差しの中を涼しい風が吹いている。

2ヶ月あればしっかりしたものが出来る。
ハピ兄さんとの「たこ焼きもん次郎」、パトラ嬢との「似非文学」。
2つのコラボもきっと上手くいくだろう。そう僕は計画していた。

が、いい状態とまずい状態に見舞われた。

いい状態とは三人ともそれぞれの仕事が忙しくなったこと。
フリーランスにとってこれは大変ありがたい状態だ。まずい状態とは忙し過ぎて文フリの作品制作に着手出来ない状態だ。気がついたときには8月も終わろうとしていた。相変わらず忙しい状態は続いていた。

直接顔を合わせてのミーティングは諦めて、メールやメッセンジャーを使ってやり取りをした。
この1週間の濃度は尋常ではなかった。

予定していた作品形態とは多少変わったところもあったが、明日はいい感じの文フリになりそうだ。
僕は忙しかった夏を思い出しながら、明日の準備をしている。

仲間5人でこの3つのブースにおります。

E-12「玉ネギ頭のネコ娘。」
E-13「37+c」
E-14「Trigger」

E-13「37+c」は私の個人的なzineと上記のコラボ作品を2点置いています。
E-14「Trigger」はアートブック「17+C」とフォトグラファー西村さんの作品を。
E-12「玉ネギ頭のネコ娘。」Triggerでイラストを担当する清水さんのブースです。


第三回文学フリマ大阪(→公式サイト
2015年9月20日(日) 11:00~17:00 
堺市産業振興センター イベントホール 
地下鉄御堂筋線「なかもず駅」、南海高野線「中百舌鳥駅」徒歩3分 
一般来場者は参加費無料